赤ちゃんは、毎日の生活の中でおしっこやうんちによって何度もおしりを拭くため、おむつかぶれや肌荒れを起こしてしまうことも。
赤ちゃんも泣いて知らせてくれますが、案外親もわからないこともあります。
そこでおむつかぶれや肌荒れにおける正しい知識と効果的な対処方法をご紹介していきましょう。
目次
おむつかぶれの主な症状とは
おむつかぶれとは、赤ちゃんのおむつに触れる部分に起きてしまう炎症のことをいいます。医学的に「おむつ皮膚炎」と呼ばれることもあります。
<おむつかぶれの主な症状とは>
- ポツポツとしたあせものような湿疹
- かゆみ/痛みを伴う
- おむつかぶれのサイン
1.ポツポツとしたあせものような湿疹
おむつかぶれになると、おむつに触れているおしり全体が赤くなったり、ポツポツとしたあせものような湿疹が現れたりします。
おしりだけでなく、太ももやウエストなどおむつのギャザー部分に現れることもあります。
2.かゆみ・痛みを伴う
おむつかぶれは、かゆみや痛みを伴い、ひどくなると赤くただれてしまうことがあります。
かゆみや痛みを感じると、赤ちゃんは泣いたり不機嫌になったりすることで、つらさや不快感をママに訴えることもあります。
お腹が空いているわけでもないのに泣き止まない場合などは、おむつかぶれを疑ってみても良いでしょう。
3.おむつかぶれのサイン
おむつかぶれになって痛みやかゆみを感じていても、赤ちゃんは自分でママに伝えることができません。
おむつかぶれにすぐに気付いてあげることで、少しでも早く症状を和らげてあげたいですよね。
では、おむつかぶれが起きているとき、赤ちゃんはどんな行動をするのでしょうか。
以下のような傾向があるときには、おむつかぶれの可能性があります。赤ちゃんの様子を普段から注意深く観察し、早く気付いてあげましょう。
注意ポイント
- おしりを拭いたり、お湯をかけたりすると痛がって泣き出す
- おむつを外す時におしりに手を伸ばして痒そうにしている場合
おむつかぶれの原因とは
赤ちゃんの皮膚は薄くて弱いため、刺激にとても敏感で、もともとトラブルが起こりやすい傾向にあります。
おむつかぶれの原因は、主に下記のようなことが原因で起こります。
ポイント
<おむつかぶれの主な原因とは>
- 排泄物による刺激
- 汗による蒸れ
- おむつによるこすれ
- おむつかぶれしやすい体質
おむつかぶれの原因は、大きくわけて4つあります。
1.排泄物による刺激
排泄物による刺激です。おしっこに含まれるアンモニアなどの老廃物や、うんちに含まれる細菌や酵素などの成分が、赤ちゃんの皮膚に刺激を与えてしまいます。
2.汗による蒸れ
赤ちゃんはもともと汗をかきやすい体質ですが、おしっこやうんちをした後のおむつの中は、温度や湿度が上昇してますます汗をかきやすい状態になっています。
密封されたおむつの中で汗をかくと蒸れてしまい、おむつかぶれにつながるのです。夏は特に汗をかきやすいので注意しましょう。
3.おむつによるこすれ
おむつの繊維によるこすれや、おしりふきによる刺激があげられます。赤ちゃんの皮膚はとてもデリケートなため、ちょっとした刺激で荒れてしまうことがあります。
4.おむつかぶれしやすい体質
おむつかぶれになる赤ちゃんはたくさんいますが、赤ちゃん自身の体質や健康状態によってかぶれやすさや程度は異なります。例えば、もともと肌が弱い赤ちゃんは、おむつかぶれを起こしやすい場合が多いでしょう。
栄養が足りていなかったり免疫力が低下したりしているときも、皮膚が弱くなりやすいため、おむつかぶれが起こりやすくなります。
おむつかぶれに似た症状とその見極め方とは
赤ちゃんのおしりに湿疹ができているからといって、すべてがおむつかぶれとは言い切れません。
注意ポイント
<オムツかぶれに似た症状>
- カンジダ性皮膚炎
- 汗疹
- アトピー性皮膚炎
などになると、おむつかぶれと似た症状が生じるため、注意が必要なんです。
おむつかぶれ以外の皮膚のトラブルが起きている場合は、使用する薬や治療法が異なります。
本当におむつかぶれなのかどうかをしっかりと見極め、正しいケアを行っていきましょう。
ポイント
<オムツかぶれを見極めるポイント>
オムツが触れている部分以外がかぶれてる場合
オムツかぶれかどうかを見極めるためには、オムツが接触している部分以外にもかぶれている箇所がないか確認することが大切です。
おむつかぶれは、おむつが接触している部分のみに生じますが、カンジダ性皮膚炎やあせも、アトピー性皮膚炎などの場合は、他の部分にもかぶれが出てくる場合があります。
例えば、カビが原因で起こるカンジダ性皮膚炎の場合は、おしり以外にも股や陰部、手の指の間など、湿ったりこすれたりしやすい場所に症状が出ます。
おむつかぶれとカンジダ皮膚炎を両方発症している場合もあるようです。
また、あせもはおしりだけでなく、首や背中など、汗をかきやすい場所に出てきます。
赤ちゃんの身体全体をチェックし、さまざまな原因の可能性を考えてみましょう。
おむつかぶれや肌荒れの対策方法とは
赤ちゃんがおむつかぶれになってしまったら、どのように対処すれば良いのでしょうか?
間違った対処をすると、逆効果の場合もあります。赤ちゃんの症状に適した方法を選びましょう。
ポイント
<オムツかぶれや肌荒れの主な対処法とは>
- お風呂やシャワーで洗い流す
- おしりふきでなく霧吹き等である程度洗い流す
- おむつやおしりふきの種類を変える
- 肌荒れ対策用の保湿ケアアイテムの活用
1.お風呂やシャワーで洗い流す
もっとも大切なことは、赤ちゃんの素肌を常に清潔に保つことです。
定期的にお風呂やシャワーでおしりを洗い流し、皮膚に付着した排泄物や汗を取り除いてあげましょう。
洗い流す際には、肌への刺激を抑えるため、ぬるま湯を使うようにしてください。
また、石鹸を何度も使うと肌の油脂が必要以上に洗い流されてしまうため、石鹸の使用は1日1回程度に抑えましょう。
2.霧吹き等を活用しておしりを清潔に!
家にいるときでも毎回お風呂に連れて行くのが面倒に感じられたり、おしり以外の場所も濡れてしまい、身体が冷えてしまうのではと心配になったりする人もいるのではないでしょうか。
お風呂に入れない場合には、ぬるま湯をたっぷり含ませたガーゼなどで優しくおしりを拭いてあげましょう。
シャワーボトルや霧吹きなどで、おしりを洗い流してあげるのもおすすめです。
100円ショップなどで手に入るソース入れをシャワーボトルとして使うと便利ですよ。
3.おむつやおしりふきの種類を変えてみる
赤ちゃんの皮膚に合わないおむつやおしりふきを使用すると、おむつかぶれが起こりやすくなります。
おむつやおしりふきを変えることで、症状が良くなった、あるいは悪くなった事例が多いようです。いくつか試してみて、赤ちゃんに合うものを選ぶと良いですね。
ちなみに、うちの子供は、下記2つを使用していました。
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この辺は、使用してみてから、赤ちゃんの肌にあった方を試していきましょう。
4.おすすめケアアイテム4選
そして、これらの上記対処を行っていても、おむつかぶれを起こってしまいます。それくらい赤ちゃんの身体は、デリケートなんですね。
そんな時にあるとよいのが、赤ちゃんのオムツかぶれや肌荒れのケアアイテムです。
これらは絶対にないと不安を感じることも多いので、常備しておいた方がいいですよ~。
そこで、おすすめのケアアイテムをいくつかご紹介していきましょう。
ケアアイテムの詳細は、下記ページにて記載しておりますので、ご確認下さい。
まとめ
このように、おしりかぶれや肌荒れをおこしてしまうと、赤ちゃんも泣き止まない原因になってしまいます。
原因がわからずに、親も不安になってしまいストレスになってしまう悪循環になりますので、おしりの状態等も日々確認して、赤くなったり、発疹が出ていたら注意深く確認して、ケアするようにしていきましょう。
私も下記スキンケア商品で赤ちゃんの肌荒れやおしりかぶれに利用させて頂いておりました。
これ一つでおしりかぶれのみならず、肌荒れや肌へのケアにも万能にサポートしてくれますので、肌の悩みでお悩みの方はご活用下さい。