夏の暑い日差しは、大人にも赤ちゃんの天敵。そんな時のケアアイテムとして効果的な「日焼け止め」ですが、

日焼け止めの選び方において、何を基準に選べばいいの?
そんな悩みを持たれる方も非常に多いです。

日焼け止めを選ぶ際には、SPF値とPA値という指標があります。
この2つを基準にして日焼け止めを選んでいくわけですが、そこで、このSPFとPAの違いとその指標を基にした子供から大人まで年代別の日焼け止めの選び方を詳しく解説していこうと思います。
目次
人の身体に害を及ぼす紫外線は3つある
【参考文献:日本化粧品連合会 編 「紫外線についての基礎知識」より】
太陽光線である「紫外線」には3つの波長が存在し、「UV-A」「UV-B」「UV-C」の3つに分類されます。
「日焼け」に影響を与える波長には、長い波長である「UV-A」と短い波長の「UV-B」の2つが人体に悪影響を与えます。「UV-C」は、地表には届かないため人体に影響を与えません。そのため、注意すべき紫外線は、UV-AとUV-Bのこの2つになります。
その紫外線の特徴は下記になります。
【3つの紫外線の特徴】
紫外線の分類 | 詳細 |
UV-A | 肌を黒くする紫外線 |
UV-B | 肌に炎症を引き起こす紫外線 |
UV-C | オゾン層に吸収される紫外線 |
【参考文献:日本化粧品連合会 編 「紫外線の肌への影響」より】
肌を黒くする「UV-A」
UV-Aは、日差しを受けることで、肌を黒くする紫外線です。これは、メラニン色素をつくる色素細胞(メラノサイト)を刺激することで、メラニンが作られ、色素沈着が起こります。
肌を黒くする紫外線は、皮膚の奥深くまで浸透してしまうため、これを守ろうと体内でメラニン色素が活性化し皮膚の防衛反応を起こります。しかし、UV-Aは30〜50%は表皮を通過し真皮に到達するため、真皮の弾性繊維を破壊します。
これによって、シワやたるみの原因になります。
肌に炎症を引き起こす「UV-B」
紫外線のもう一つとして、UV-Bがあります。
このUV-Bは、肌に炎症を起こさせる紫外線のことで、日焼けをした時に肌がヒリヒリした経験はだれしもあるかと思いますが、これは、UV-Bの影響によるものです。
日焼けおける紫外線の約5%を占めるUV-Bは、肌表皮で吸収され、肌を赤くさせ、炎症を引き起こします。これにより、体質の影響にもよりますが、ひどい方では、シミやそばかすの原因に繋がります。
UV-Aほど皮膚内部に浸透しないため黒化作用はありませんが、そのエネルギーは強く、肌が赤く炎症を起こしてしまうのです。
オゾン層に吸収される「UV-C」
最も低い波長の紫外線「UV-C」は、オゾン層に吸収されてしまうため、人体に届く前に消えてしまうため、人の身体に悪影響を及ぼすことはありません。
そこで、上記2つの紫外線の影響を受けないようにするため、日焼け止めの成分の指標として「PA値」「SPF値」の2つの指標が用いられています。
PA値とは
PA値とは、Protection grade of UVAの略で、UVAは、長波長紫外線のことを指し、このPA値は、「UVAの防止効果を示す指標」の程度を意味します。
防止効果の程度は「+、++、+++、++++」の4段階で評価し、「+」が多ければ多いほどその防止効果は高くなる目安となります。
分類表示 | 詳細 |
PA+ | UVA防止効果がある |
PA++ | UVA防止効果がかなりある |
PA+++ | UVA防止効果が非常に強い |
PA++++ | UVA防止効果が極めて強い |
「+」が多いほど紫外線の防止力が高まりますが、だからと言って、+の表示が多いものを選べばいいというわけではありませんので、間違えないようにしましょう。
SPF値とは
SPFとは、サンプロテクションファクター(Sun Protection Factor)の略のことで、「UV-Bの防止効果を示す指標」の一つです。
SPFは、紫外線のUV-Bによって起こる炎症(サンバーン)の防止効果を表しており、この値が大きければ大きいほど、UV-Bに対する防止効果が高くなります。
最大値は50までとされており、この数値を超える製品に関しては、SPF50+として記載されています。
SPFの数値は、日焼け止め化粧品を塗った時と塗らない時とを比較して、何倍の紫外線を当てると、翌日に肌がかすかに赤くなるかで、その目安の値が定めれています。
何を基準に選べばいいの?SPF値とPF値の目安
実際に日焼け止めを購入する際には、このSPF値とPA値が記載されていますが、その数値を目安に購入すれぼよいのですが、ただ数値が高ければよいというわけではありません。
外出時におけるSPF値とPA値の下記表を目安にして、該当しそうなものを選定するようにしていきましょう。
SPF値とPF値の目安
【参考文献:https://www.kanebo-cosmetics.co.jp/】
上記表を参考に、日焼け止めを選ぶようにしていきましょう。
日焼け止めを選定する際の注意点
日焼け止めを購入する際、「SPF値もPA値も高いものの方が確実だ」。と感じるかもしれませんが、これは違います。
それは、副作用の問題が懸念されるためです。上記の表はあくまで目安であり、一般的な方の標準値での目安になります。乾燥肌や敏感肌の方が、高い数値の日焼け止めを利用されると肌に負荷がかかり、副作用がでる可能性もあります。
ただ数値の高いものを使用するのではなく、上記の表と「あなたの普段の行動」、「肌の状態」を照らし合わせながら、自分にあった日焼け止めを使うようにしていきましょう。
状況別のおすすめ日焼け止めのご紹介
そこで、もっとわかりやすく、赤ちゃんから大人までどんな日焼け止めが良いのか、その事例を合わせてご紹介していきましょう。
乳幼児向け日焼け止め(SPF15・PA+)
こちらの日焼け止めは、乳幼児向けの夏の対策として日焼け(UVケア)と蚊よけ、虫よけ対策をダブルにできるおすすめケアアイテムです。
あかちゃんにおすすめな夏の対策アイテムはこちら➡「ALOBABY(アロベビー)」
仕事時の男性利用向け(SPF30・PA++)
社会人で仕事の業務移動が多いあなた。日焼けにおける黒い印象よりも、白い素肌の明るい爽やかな方が接客対応も向上します。
そんな仕事のケアとしても重要な身だしなみの対策の一つとして日焼けと美肌のダブルケアができる現在注目メンズ日焼けBBクリームです。
合わせて読みたい
仕事時や家事育児の合間のお散歩時に利用!女性利用向け(SPF30・PA++)
こちらのケアアイテムは内面からケアできる飲むタイプの日焼け止めサプリです。SPF値及びPA値ともに中間レベルの内容成分ですが、美肌のケアも合わせて行えます。仕事の接客時向けのケアや幼児の散歩などちょっと出かけるような方向けのサプリです。
合わせて読みたい
夏に海などの外出が多い方向け(SPF50+・PA++++)
夏に海などの日差しが強い場所への外出が多い方で、肌が弱くない男性は下記の日焼け止めがおすすめ。SPF50+及びPA++++なので、強い日差しをブロックします。
長時間海などで1日を過ごされる方は少し強めの日焼け止めを活用しましょう。
合わせて読みたい
絶対にシミそばかすを作りたくない女性向け(SPF50+・PA++++)
シミやそばかす等を絶対作りたくない方はこちらの女性向けの日焼け止めがおすすめ。現在多くの芸能人に利用されているおすすめ日焼け止めの一つです。
合わせて読みたい
まとめ
日焼け止めを利用する際大切なことは、あなた自身がどのような生活を送っていて、その状況に合わせて日焼け止めを調整することが大切です。
SPF値やPA値はあくまで相場の数値なので、あなたの生活の状況に応じて、SPFやPAの値を変えた日焼け止めを活用するようにしていきましょう。