産後、赤ちゃんに母乳をあげていると、ミルクを飲んだ後に赤ちゃんの吐息からゼーゼー音がなり、
そんな風に感じた経験はありませんか?
もしかしたら赤ちゃんはミルクの飲みすぎなのかもしれません。
そこで、この赤ちゃんの呼吸について、喘息ではないのかどうか?
解説していきましょう。
聞こえているゼーゼー音は「乳児喘鳴」
赤ちゃんがミルクを飲んだ後等にゼーゼーしたりするのは、「乳児喘鳴」と言われます。
ポイント
<乳児喘鳴を引き起こす2つの理由とは>
- 赤ちゃんの気道がまだ狭い点
- 飲み込んだヨダレや母乳、ミルクが喉にたまりやすい点
上記2つの理由が挙げられます。
呼吸音と合わせて、こうした音が生じると考えられています。
赤ちゃんの身体の構造上、気管の中にヨダレや母乳が入っていくことはありません。
万一吸い込んでしまった場合でも、赤ちゃんは咳き込むことによって、気管に入ってきた液体を外に排出することができます。
乳幼児のゼーゼーする呼吸音の原因とは
私の子供も授乳の時にだけ、「ゼロゼロ」とか「ゼーゼー」と音がするので1ヶ月健診で医師に聞いてみました。
原因は気管支からの分泌物である「痰」が主な原因となっています。
ポイント
<ゼーゼー・ヒューヒュー音の主な2つの原因>
- ミルクの飲ませすぎによる痰の絡み
- その他病気の可能性
ミルクの飲ませすぎによって起こることが非常に多いです。
ポイント
ミルク等を飲んだ後にゼーゼーしてしまう主な原因には痰が絡んでしまうことが主な原因ではありますが、特に月齢の低い赤ちゃんにはよく見られる現象なので心配はありません。
痰は病気の時でなくても分泌されていて、喉にくると無意識の内に飲み込まれて排出されます。
また、鼻汁も喉に落ちて飲み込まれることで排出されます。
赤ちゃんは飲み込む力が弱いので、授乳時は飲み込みにくくなり、感染症などの病気でなくてもゼロゼロとかゼーゼーと鳴ることがあるそうです。
気管支も細いので、気管支からも排出されにくくなるのも原因だそうです。
授乳時に鳴るのは、授乳の刺激で分泌物が増えることもあるからだそうですが、これが原因で授乳不良がなければ経過を見るだけだそうです。
生後5ヶ月で離乳食が始まるくらいには鳴らなくなってましたし、現在5歳ですが喘息はなく、下の子もゼーゼー鳴ってましたが3歳の現在も喘息はないです。
授乳不良がなければ、特に何もしなくてもいいとのことでしたが、生後1ヶ月健診の後に風邪をひいて授乳以外でもゼロゼロ鳴りだして、授乳時はむせて咳き込んだりしました。
ちなみに新生児の赤ちゃんでも免疫力は強いので重い症状になることは少ないそうですが、風邪をひくことはあります。
痰が絡んで飲み込みにくい時には、頭と背中を支えて角度が60度くらいまで上体を起こして授乳すると楽になる飲める様子が見られました。
体重が伸びない等、他に問題がなければ大丈夫だそうです。気になるのでしたら、健診等の時に医師に相談してみて下さいね。
乳児ぜんそくの心配の必要性はある?
乳児ぜんそくの心配の必要性に関しては、特に問題ないと言われています。
<乳児喘息の心配の必要性は?>
- 生後1ヶ月前後までは安心して問題ありません。
生後1ヶ月前後までは喘鳴が聞こえることは珍しいことではありませんし、呼吸の状態に何か問題がなければ、心配しなくても大丈夫なんです。
私の家庭でも、1人目は、この乳児ぜんそくのようなゼーゼー音があったので、心配していたのですが、
赤ちゃんに少しでも「心に安心を、心に癒しを。」と思って始めたのが、「ベビースリープ」です。
授乳後にこれを塗ってあげると、しばらくしてこのゼーゼ音がなくなりました。
お子様によってもその効果は異なりますが、うちの子は、ゼーゼー音のみならず、普段寝る時に使用すると、安心するせいかすごくぐっすり眠ってくれるんです。
大人で言うとアロマみたいな感じですね。案外色々な所で活用できるので、もし興味のある方は試してみて下さい^^
別の病気が隠されている場合もある
但し、授乳以外の場合で、ゼーゼーやヒューヒュー音がなる場合には、別の病気が隠されていることがあるので、注意が必要です。
注意ポイント
<授乳以外でもゼーゼーがある時の注意すべきポイントとは>
- 授乳がしづらい
- 体重が増えない
授乳以外でも「ゼーゼーがある。授乳がしにくい。又は体重が伸びない。」等があれば、少し気にする必要性があるので、よ~く観察して、必要に応じて医師に相談するようにしましょう。
まとめ
このように、生後1か月は、気管支が狭く、母乳やミルクをあげた後に、こうした喘息のようなゼーゼー音が出やすい赤ちゃんもいますので、過度に心配する必要はありませんが、苦しんでいないかどうかこまめにに赤ちゃんの状態を確認することが大切です。
あまりにこうしたゼーゼー音であまりに苦しそうにして、長期にわたって泣き続けている場合は、別の原因が隠されている可能性もありますので、そういった場合は、医師に相談するようにしましょう。